ロシア人彼女との思い出

偶然、別のブログで日本人男性がロシア人女性と付き合った時の話が紹介されており、それを見てなぜか最近よく思い出す、自分自身のロシア人女性との思い出を何らかの形で残しておきたいと思い、開設しました。もう15年以上前の話です。大事な思い出だから文字にして残したいけど日記みたいにして奥さんに見つかるのも嫌だしという事で、ブログとして残す事に決めました。

4. 転機

転機は突然やってきた。

 

ダリヤが携帯を契約したのである。なぜかここだけ記憶がぶっ飛んでおり思い出せないのだが、何かの方法で番号とアドレスを交換したのである。ただ、記憶がぶっ飛んでいるという事は、変わった交換方法とかはしないで単に友人経由だった可能性が高い。

 

ダリヤの携帯は当時、ガクワリプランのあったauezwebのメアドだった。しかもだ。ここからまた記憶がぶっ飛んでいる。なぜか分からないが、比較的頻繁にメール交換をするようになったのだ。

 

ダリヤが来日して3カ月くらい経っただろうか。ダリヤはホームシックにかかっており、パパやママ、地元の友達と会いたがっていた。「日本人はシャイで静かすぎる。全てが静かだ」と文句を言っていた。少し不安定になっていた。今考えると多分、神々しいオーラで逆に周りも積極的にダリヤと仲良くなりたいアピールも何も出来なかったのではないだろうか。

 

その当時はスマホのアプリで無料通話なんて方法は無かったので、国際電話はカードを購入するのが一般的だった。しかしダリヤはそれを知らず、携帯からダイレクトでロシアと長電話していたため4-5万の請求が来たと嘆いていた。

 

そこで私は、自分のPCで使っていたSkypeでクレジットを購入し、ダリヤに「好きなだけロシアに電話していいよ」と提案した。もちろん、自分のPCは自宅にあるので自宅に来てねという意味である。ダリヤは喜んで自宅に来て何時間も両親や友達と電話をしていた。その日は通話が終わったら何か簡単な料理を作ってくれ、それを一緒に食べてダリヤを家に送っていった。

 

今思えばここら辺が、私とダリヤの関係性が変化する「転機」であった。